昨今ではエンジニアの需要が高まり続けており、システムの運用保守を担うエンジニアも例外ではありません。システムの運用保守に関するスキルは多岐にわたるため、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

当然ながら、対象システムやネットワーク、運用保守に関する技術的知識と理解が必要です。運用するシステムのアーキテクチャやコンポーネント、データベース構造などを理解し、トラブルシューティングや問題解決を行えるようになることが欠かせません。

また、運用保守ではさまざまなOSを扱うことも多いため、基本的な操作や管理を行うことが求められます。そのうえでエンジニアはシステムのモニタリングを行い、障害を防ぐだけでなくトラブル発生時には迅速に対処するスキルを身につけなければなりません。

さらに、セキュリティ対策もエンジニアにとって重要なポイントとなります。脆弱性を突いたサイバー攻撃は多く、セキュリティを強化してもそれを破って攻撃してくるイタチごっこの状態です。そこでエンジニアは、常に適切なセキュリティ対策を講じることが求められています。

このように運用保守はシステムを正常な状態に保つ必要があるため、エンジニアにとって大変な思いをすることも多いでしょう。常にトレンドを追ったり、スキルアップが求められたりする分野ですが、その分やりがいは大きなものと言えます。

トラブルを解決したときの達成感、そこで感じる自己成長は運用保守の仕事ならではです。開発とは異なる分野にチャレンジしてみたいときは、運用保守のエンジニアを視野に入れてみてはいかがでしょうか。